◇早渕川と桜
散歩で早渕川を歩いている。
桜が満開。
川べりを歩くとのんびりと幸せな気分になります。
春の爽やかな風がほほにあたり気持ち良い。
ランニング姿の人ですれ違う。
みんな健康のためにウォーキングやジョギングをする人が多い。
とても穏やかな早渕川の春です。
◇石川村と荏田村の水争い
早渕川は30万年前多摩丘陵の成立とともに浸食、湧き水によってできた川で昔は蛇行し川底が岩盤であるため流れが早かったそうです。
石川村と隣の荏田村は水争いで頻繁に争っていました。
当時、八つの集落があります。
保木ほうぎ・・・・美しが丘西
荏子田えこだ・・・荏子田1~3丁目
平川ひらかわ・・・元石川町から美しが丘3丁目あたり
船頭せんどう・・・あざみ野4丁目あたり
稗田原ひえだはら・美しが丘5丁目北部
牛込うしごめ・・・美しが丘5丁目南部から新石川2丁目・
中村なかむら・・・あざみ野駅周辺から新石川2丁目
下谷しもやと・・・新石川1丁目あたり
あるとき荏田村の民が築地の土手といわれる堤防を築き石川村を水没させました。
保木は帆をあげ舟を出した。
平川は一帯が水で平になった。
船頭は舟で地区を渡した。
牛込は食物に困った人々に牛に米を積んで売り歩いた。
ほんと酷いとをするものです。
今では水で争うなんて考えられませんが、当時の農民にとってはかかせないものだっようです。