◇5月より新元号令和のスタートです。
4月もそろそろ終わりに近づいてきました。
平成も終わり新しい元号、令和(れいわ)のスタートです。
さて、どんな時代になるのか?ちょっと不安で楽しみでもありますね。
元号が変わるだけで、他になにか変わるわけではないのに、なんですかねこのワクワク感は、不思議な感じです。
少し元号について調べてみました。
◇元号の使用は現在では日本のみ
日本では和暦として西暦とともに大切にされてきた元号、ベトナムや中国などでも使われたことはあったようですが現在に至るまで元号を使い続けているのは世界中で日本のみとなっています。
日本書紀によると元号が使われ始めたのは645年の「大化」が始まりのようです。
◇日本の元号っていくつあった?
最初の元号と言われる「大化」から2017年の今日に至るまでの「平成」にはいくつ元号があったかご存知ですか?
応仁や享保など、社会科でとにかくたくさん習った記憶があります。
30?50?100以上?
答えはなんと「令和」を含め248個あるそうです。
凄い数ですね。
ただ、南北朝時代において南朝年号・北朝年号を加算した場合の総数なので、南朝を基準とした場合は232個が総数とされています。
元号の変わる基準が現在とは異なり天変地異や戦、占いなどで元号を変えるきっかけを得ていたために数年、または数ヶ月で元号が変わっていることでここまでの数となっています。
◇明治からの元号の由来
● 明治の由来
五経の一つである易経より「聖人南面して天下を聴き、『明』に嚮ひて『治』む」という言葉からきています。
「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」という意味が込められています。
● 大正の由来
大正も明治と同じく易経より「『大』亨は以って『正』天の道なり」という言葉が由来となっています。
「天が民の言葉を嘉納し、政が正しく行われる」というものです。
● 昭和の由来
昭和も五経の一つである書経から「百姓『昭』明・協『和』万邦」という言葉が由来となっています。
込められた意味は国民の平和と世界の共存・繁栄を願うものとなっています
● 平成の由来
史記からの「内『平』かに外『成』る」と書経からの「地『平』かに天『成』る」という言葉それぞれから平成と付けられました。
「内外、天地ともに平和が達成される」との意味で、元号が重ねられるたびに平和を尊いものとする意味が強まっているように感じられます。
● 令和の由来
万葉集の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」から名付けられました。
「令和」には人々が美しく心寄せ合う中で文化は花開くという意味が込められているようです。
令和なんだか、いい響きですね。
由来や込められた意味を汲み取って大切に時を過ごしていきたいですね。